発達障害だって、頑張るもん!

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発達障害児のママ・ココのリアル育児!

元に戻りたい

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます。

 

 今回は、あまり発されることのない、息子の気持ちにフォーカス。

 

● 僕の気持ち、知ってほしい…

 

頻繁ではないですが、一応転勤族の我が家。息子は生まれてから3回、引っ越しをしています。

赤ちゃんの時の引っ越しは、本人には何ら問題ないのですが、幼稚園時代の引っ越しから、息子は徐々に変わっていったように思います。

 

それまではおっとりとしていて、表情も話し言葉も柔らかく、大人にはよく「癒し系だよねー」と言われていました。

 

転勤して環境が変わり、色々なことに不器用さが表れ始めてくると、息子の口数は段々減っていきました。

上手くできないことを友達や先生に指摘され、自信をなくしていったからです。

 

幼稚園であったことを毎日楽しそうにお喋りしていたのに、少しずつその日の出来事を喋らなくなり、「今日は何をしたの?」「楽しかった?」という問いかけに無言になったり、「…分かんない」という反応しか返って来なくなりました。

 

そんな言い方を私は「ちゃんと言わなきゃわかんないよ!」とイライラしながら聞いていたものですが、ある日私はふと、「息子は本当に、自分の気持ちが分からないのではないか?」と思うようになりました。

 

水族館が大好きなので、計画を立て、わざわざ遠方にある水族館に連れて行っても「楽しかった!」という言葉は一言も聞いたことがなく、目玉の場所は並ばないと見られない、など自分の思い通りにならないことに癇癪ばかり起こして、親たちは楽しさよりも疲労が残るばかりのお出かけ…。

 

楽しい、嬉しい、気持ちいい。美味しい、わくわくする、面白い。

そんな「気持ちを表す言葉」を殆ど使わない息子。

 

心理検査結果(wisc)での結果の通り、言語理解の数値が高く、語彙も年齢以上に豊富な息子が、なぜ自分の気持ちを口に出して表現することを惜しむのか…。

 

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そう思っていつも苛立っていた私ですが、「頭の中の語彙が豊富である」ことと、「その語彙を使って自分の気持ちを伝える」ことは全く別の能力なのかな、と考えるようになりました。

「自分の気持ちを伝える力」というのは、「自分の気持ちを分析する力」なんですね。

 

「自分の気持ちが整理しきれないために」癇癪を起こすので、息子のような「癇癪を起こす」タイプの発達障害の子たちが自分の気持ちを伝える力を培うには、結構な時間をかけないと難しいのかな、と思いました。

 

そんなある日、何かの行事で願い事を短冊に書く、というものがありました。息子は後日持ち帰ってきた短冊を、「短冊燃やすと願い事叶うって、前にママが言ってたでしょ?だから今度キャンプに行った時に燃やすんだ」と言って、短冊を机の脇に置きました。

 

その短冊には、こう書いてありました。

「元にもどりますように」

 

思わず涙ぐんでしまいました。「サッカー選手になりたい」「新しいゲームがもらえますように」「アイドルに会う!」

みんな夢や欲しいものを子供らしく書いている中、息子はどんな気持ちでこの短冊を書いていたのでしょう。夢を叶えるよりも、欲しいものを手に入れるよりも、8歳の子供が何よりも渇望している望みが、「集中力があった、あの頃の自分を取り戻すこと」だなんて…。

 

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秋のキャンプ場で、太陽が落ちて一番星が一層輝くころ。短冊を親子3人で燃やしました。3人共、黙って燃えていく短冊を見つめていました。

 

天の川が、今までにないほど果てしなく遠く感じられた夜でした。

 

 

 

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