こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
数回に渡り飽きっぽいADHD息子の漢字練習・取り掛かりへの工夫をご紹介してきましたが、今回は息子はあまり長続きしなかったものの、楽しさが売り!だった漢字練習の方法をご紹介します。
お子さんによっては合っている方法かもしれませんので、是非検討してみて下さいね。
- 楽しさ重視!の漢字練習
- 1. でかでかと一回だけ書く・ホワイトボードバージョン
- 2. でかでかと一回だけ書く・カレンダーバージョン
- 3. 曇りガラスに指で書く
- 4. 分割して意味付けしながら書かせる
- 5. 毎回色を変える
- まとめ
楽しさ重視!の漢字練習
1週間も経たないうちにせっかく構築した学習の仕方に飽きてしまうADHD全開な我が息子。毎回様々な手法を試しながら、日々何とか学習させているココ家です。
これまで何回かに分けて息子の漢字練習のやり方について書いてきましたが、他にもあれこれ試してきました。
息子が色々試してきた練習方法はこちらの記事!
今回は「楽しさ重視」で考えた練習方法について書いていこうと思います。
息子は飽きてしまってダメだったけど、もしかしてこのやり方が合ってるかも?という方もいるかもしれないですからね!参考方法はたくさんあった方がいいです!
遊び感覚でできる漢字練習方法は以下の5つだよ!
2. でかでかと1回だけ書く・カレンダーバージョン
3. 曇りガラスに指で書く
4. 分割して「意味付け」をしながら書く
5. 毎回色を変える
1. でかでかと一回だけ書く・ホワイトボードバージョン
紙に書くのが苦手。それじゃあホワイトボードに書くのはどお?
というわけで、100円ショップでホワイトボードを購入し、書かせてみました。
鉛筆とは違うなめらかなペンの滑り。するっと力無しで消せる簡単さ。タブレットのタッチペンとはまた違った書き心地は「とっても楽チンで楽しい!」
これは一行書くのと、大きく一回書くのは同じ効果、という何かの本で読んだ話をヒントにやらせていました。
教育評論家である尾木ママこと尾木直樹さんも同様に「漢字練習は1回で十分」と仰られていますね。
何度も間違ってしまう漢字は3回くらい書かないと息子はダメですが、多くの漢字は尾木ママさんの指導のように、意味や成り立ち、こういう時に使うよ、という文例を出してあげながら1回書けば確かに十分な気がします。
忘れて書けなくなることももちろんありますが、その時はまた意味や成り立ちを口頭で説明しながら練習すればいいです。「また忘れた!」とあまり深刻にならないように、こちらが余裕を持った対応をすることの方が大切かな…と思います。
しかし筆圧の要らないホワイトボードと、一回で終わり、という苦労のなさは良かったのですが…。
息子にとっては、ホワイトボードへ書く感触は紙へ書く感触と違って脳に定着しないようでした。この手法も4日でおしまい。
ホワイトボードの書き心地は滑らかで楽しいので、そもそも「書いて練習すること自体が嫌い」な子には遊び感覚でいいかもしれませんね。
ちなみにこの方法を教えたら、低学年時はこれで半分ほどの漢字を覚えられた!という子もいました。
試してみる価値はあると思いますよ。
2. でかでかと一回だけ書く・カレンダーバージョン
同じように「1回だけ書く」練習方法ですが、今度はホワイトボードではなくカレンダーの裏を使用!
我が家のカレンダーはパパの会社のカレンダー。大きめな60×45㎝。取引先に配るものが余ったとかで何本か家にあったため、その裏にでっかでかとマジックで1回!書かせました。
すっごい大ウケで、笑いながらやっていましたよ。
確かにインパクトはあったようで、その時書いた漢字は全部覚えました!
が、新奇追及ADHD、2日で飽きました…。
2日で飽きるんなら、もっと難しい漢字をやらせておけば良かったなあ…。
一度くらいは楽しんでくれるかもしれませんね!
3. 曇りガラスに指で書く
お風呂の鏡、はあーっと息を吹きかけた窓ガラス。指で書くなら遊び感覚。
そしてすぐに脱線…。
これは1日で却下。復習としてお風呂で書かせてみるのはいいかもしれません。
遊びを取り入れた学習に向いている子は嬉々としてやるようです。このやり方を教えたあと継続してやっているのは、女の子が多いような気がします。
書けたら王冠を漢字の上に書いてあげると喜ぶ!というママもいらっしゃいました。
毎日1文字、って決めてお風呂に入るたびにやれば1ヶ月経つ頃には30個!結構な練習量になりますね。
4. 分割して意味付けしながら書かせる
これは今でもやっていて、息子に合っている手法です。
例えば「線」なら、「白い水が糸のように流れているイメージ」と話してあげます。1年生で漢字を覚えるときに、よくやりますよね。
前述した尾木ママさんも意味や成り立ちを丁寧に教えながら書けば1回で覚える、と仰っています。
息子は空想癖で想像力が豊か(笑)。そのため意味付けはとても覚えやすいようです。
友達の「XXくんの名前の漢字」とか、「浅野くんって友達がいたんだけど、間違って「銭野」って書いてすっごい笑われたことあるよー」なんてママのおまぬけエピソード付きなんかも記憶に残りやすいよ!
1つの漢字に意味付けやエピソードをつける…。1つの漢字ごとに毎回そんな時間かけられないんですけど!と思われるでしょうが、急がば回れ。時間をかけてお話した漢字は定着率が違いますし、忘れてもすぐに思い出せます。
ただし、意味付けが難しい「卵」などは書いて覚えるしかありませんが…。
5. 毎回色を変える
「雲」とピンクの色鉛筆で一回書いたら、次は青の色鉛筆で「雲」と書く。次は緑色…。というように色を変えて書くんです。
色を変えるだけでなく、サインペン、ボールペン、クレヨン…と筆記用具を変えて、書き心地が変わるのもいいかもしれません。
少し書き終わると、カラフルなので楽しい気分になります。
息子は男の子だからか5分でつまらなくなったようですが、知的障害を持つ女の子にこの話をしたらすっかり気に入って、時間はかかるものの1ページ全部書くようになったそうです。
「じゃあ漢字練習帳頑張って一冊書き終えたら、キラキラのラメ入りボールペン買ってあげるよ、とか言ったら張り切るかも」とこの女の子のママに提案してみたら、これも見事にハマったそう。
楽しみながらできるやり方を見つけてあげられて、とっても嬉しい気持ちになりました!(肝心の我が子はダメだったけど…)
まとめ
こんな風に、色々な方法を模索している私です。息子はダメでも、誰かには合っているかも。そうして一人でもママの笑顔が増えたら…。
そんな思いで、日々記事を書いています。
大変なことはたくさんあるけど。頑張りましょうね、発達障害児を持つ苦労は私も分かりますから。
どうか私の記事のひとつが、誰かの助けになりますように。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。