発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【小学生のタブレット学習】 発達障害目線!スマイルゼミのメリット・デメリット。社会・理科編

水色の背景に顕微鏡

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子との毎日から得た小さなヒントをお伝えしている当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。

 

息子が3年間続けて学習しているタブレット教材「スマイルゼミ」。数回に渡って教科別のメリットとデメリットをご紹介しています。

今回は「社会」「理科」。

 

● 「社会」「理科」。図や動画が多いと理解しやすい教科なので、視覚優位・飽きっぽいADHDの子にはおすすめです。

 

 

画像・アニメーション・動画が得意なタブレット

 

国語・算数・英語と比べると、力の入れ具合が緩くなってしまう教科である「社会」「理科」。私たち親も、この2教科に対してはあまり重要視しませんよね。

 

「生活科」から社会・理科と分離する3年生になる頃から徐々に専門性が出てくる教科なので、子供の好き嫌いもハッキリしてきます。

 

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うさぎが4羽。見つけてね!

 

そこまで頑張らなくても、基礎知識くらいは学んでほしい…。

そんな場合は、画像や動画が得意なタブレットは強い味方となってくれます。

 

社会

 

4年生前半くらいまでは「社会」は紙の教材とさほど変わりないかな、と思っていました。

 

しかし都道府県・世界地図などの「地理」系が出てくると、地図の「一部」だけを抜粋して画面上に表示して説明するなど、紙面だとごちゃごちゃしがちな情報を小さく分割して見ることができるタブレットは、視覚的にもシンプルでわかりやすいなー、と思いました。

 

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 ヒントでは兵庫県と淡路島だけがピンクで強調されて出てきます。同色のみの日本地図を見るよりは、はるかに分かりやすいですね。

 

「**山脈」「**平野」「**川」など、全国の川や県庁所在地などがぐちゃぐちゃ表記されている地図から目当ての「**半島」などを探し求めるのは、定型発達の子でも時間がかかります。

まして世界地図となると「**海」を探すのはこの地図、「首都」はこっちの地図が探しやすい、「緯度…??この地図には書いてないっ!」でまた資料を探す…。

 

調べもの学習が苦でない子ならいいのですが、息子のようにあれこれ情報が書いてあると活字をついつい読み込んでいき、あっという間に40分経過…となってしまって、プリント1枚に3時間。

しまいには疲れ果てて癇癪を起こす始末…。

 

考える女性のアイコン







飽きっぽいADHDの子も、大量の文字の中から目当ての文字を探し出すのが困難なLDの子も、地理が始まる4年生後半からが大変なのではないでしょうか。

 

 「社会」の教材はやたら写真や文字がぎっしり詰まっているものが多いです。

タブレットは余計な情報がなくポイントを絞って表示するため、量の多い絵や文字に翻弄されやすい発達障害児にとっては頭の中が整理しやすいようです。

 

資料をみながらあっちにもこっちにも派生して調べていく、というのは余程興味が強い分野以外、彼らは基本無理。
そこら辺は定型発達の子たちにおまかせ。発達障害の息子は、基本だけ押さえとけばいいや、程度に私は考えることにしています。

 

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カード合わせのように国名と国旗をタッチしていくミッション。音楽に合わせてゲーム感覚で出来る、こんな単元もあります。正解だとカードが反転していき、全部反転するとウサギの写真が出来上がったりします。楽しいようで、息子は何度もトライしていますよ。

 

「社会」に関してはタブレットが特段有利!とは思いませんが、ゲーム形式の問題がよくあるので、そこは紙の教材と違って楽しみながら覚える分野もあるかもしれませんね。

 

 

理科

 

タブレットの理科はかなり使えますよ!

星の動きや水の温まり方の方向など、動きのあるアニメーションで説明されるので、紙面を追うよりも短時間で理解できると思います。

 

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 上記は、熱が徐々に伝わって広がるアニメーションになっています。

 

ただ写真を見たり教育テレビ番組を見たりするだけよりも「見ながら問題に答える」ことでその事象を関連付けて覚えることもできますね。

理科も4年生後半からどんどん専門性が増していきます。

物理や天文、電流、生物…。

 

息子は理科好きで得意教科でもありましたが、専門味が強くなってくるに従い、あまり振るわない分野も出てきました。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





生物は得意だけど植物は興味薄いし…。天体は大好きだけど星座はどうもなー…。

 

まあそうですよね、一般的にも。

演奏するのは上手だけど音楽家の歴史は嫌い、とか。微分積分は得意だけど透視図ってわけ分からん!とか。

その教科全般網羅して得意!っていうことはあまりないです。

 

そんなあまり興味のない分野は特に、アニメーションなどで見やすさ・面白さ重視の方が本人にはラクなよう。

私も細かいところまでは理解しなくてもいいから、ざっとポイントだけ把握してくれたら、苦手分野はそれでいいかな、と思っています。

 

月の満ち欠けや植物の芽が出て開花するまでなどは早送り動画の方が確かに分かりやすいです。

百聞は一見にしかず、ですよね。

 

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月が欠けたり満ちたりを段階的な動画によって見ることができます。右から満ちて右から欠ける様子は、図よりも動画の方が記憶に残りやすいようです。
 

理科は国語や算数と違って事象を観察したり、実験を繰り返したりするもの。

机上であれこれ解いていくものではないので、実際の「動き」や「変化」を視覚で認識した方がずっと早いかもしれません。

特に最近はコロナの影響で「実験はしないで教科書だけで学習」ということも増えてきています。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





実験すっ飛ばして教科書だけで理解しろ!なんて想像性が欠如している発達障害児には難問だよ!実験がないと「理科好きになるかもしれないきっかけ」も奪われてしまう気がするよね!

 

視覚優位の子でしたら、特にアニメーションや動画で「結果」のみでも覚えてしまう、という手もありますね。

 

まとめ

 

以上が息子目線でのタブレット教材(スマイルゼミ)の社会・理科のメリットです。

デメリットはあまり感じませんね。

より深く追求したいタイプのお子さんには物足りないと思いますが、息子はこれで十分なようです。

 

次回はおまけの教材「プログラミング」についてお伝えしたいと思います。

 

本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

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