発達障害だって、頑張るもん!

発達障害児のママ・ココのリアル育児!

ストラテラはどう??

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます。

 

今回はエビリファイから変更になった薬、ストラテラを服用した様子です。

 

● ストラテラの効果は??

 

 さて。息子のストラテラ初めての処方は、5㎎のカプセルでした。朝1回の服用です。

 

少し難しい話になりますが、ストラテラの有効成分は、「アトモキセチン」です。これは、ノルアドレナリンという神経伝達物質の再取り込みを阻害する薬の1つです。

 

劇薬扱いにはなりますが、中枢神経系を刺激するメチルフェニデート(コンサータ)とは違い、中枢神経を刺激をしない薬のために、乱用性がないことが大きな特徴かと思います。

 

このストラテラ、少し特徴的な薬で、服用量を3段階に分けて増量していきます

体重に対して容量が変わってくるのですが、最初の1段階目では、息子の場合5㎎。その後様子をみて、第2段階として一週間後8㎎。更に第3段階として増量し、適切な維持量に、としていきます。

 

息子の場合は、第1段階の5㎎を一週間、第2段階の8㎎を1ヶ月半ほど続けました。

 

このストラテラ、効果がはっきりと分かるようになるのは6~8週間後と言われています。毎日死ぬだ生きるだの大癇癪を起している息子を見ている私や学校の先生たちにとっては、「えーっ!そんなかかるのぉ~ ( ゚Д゚) 」って感じですが、仕方ありません。

 

ですが。残念なことに、もう最初にお話ししてしまいますと、効果はあまりありませんでした(一一") 。がっくり。

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ただ、前回まで服用していたエビリファイと比べ、奇声を上げて人が変わってしまったかのような大爆発的癇癪はなくなりました。

しかし、規模が小さくなったものの癇癪自体の頻度は多くなり、何かに怒っていることが多かったです。

 

学校での多動性はより強くなったように思いましたが、「死ね!」「殺してやる!」などの暴言や自傷行為は、目にみえて減っていきました

 

ストラテラは、一定量に増えるまで(維持量に達するまで)こんな風なのか??と学校の先生たちと毎日のように放課後、ぐったりしながら話していましたね。

しかし、エビリファイを飲んでいたときのように、常時イライラして、些細なことで激しい癇癪や自傷行為を起こすことはなくなったので、まあそれだけは救いでした。イライラしない時間は、友達と楽しそうに遊んでいる光景を見られるのだそうです。

 

こうして見ると、明らかにエビリファイは息子には合わなかったんだなあ、ということが分かります。先生たちもみんな、同じ意見でしたね。

 

そんなわけでストラテラADHDの特徴的な症状である多動性、衝動性を息子の場合あまり改善されたような様子が見られないため、その後中止となりました。

 

癇癪の毎日、まだまだ続きます。

 

 

 

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元に戻りたい

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます。

 

 今回は、あまり発されることのない、息子の気持ちにフォーカス。

 

● 僕の気持ち、知ってほしい…

 

頻繁ではないですが、一応転勤族の我が家。息子は生まれてから3回、引っ越しをしています。

赤ちゃんの時の引っ越しは、本人には何ら問題ないのですが、幼稚園時代の引っ越しから、息子は徐々に変わっていったように思います。

 

それまではおっとりとしていて、表情も話し言葉も柔らかく、大人にはよく「癒し系だよねー」と言われていました。

 

転勤して環境が変わり、色々なことに不器用さが表れ始めてくると、息子の口数は段々減っていきました。

上手くできないことを友達や先生に指摘され、自信をなくしていったからです。

 

幼稚園であったことを毎日楽しそうにお喋りしていたのに、少しずつその日の出来事を喋らなくなり、「今日は何をしたの?」「楽しかった?」という問いかけに無言になったり、「…分かんない」という反応しか返って来なくなりました。

 

そんな言い方を私は「ちゃんと言わなきゃわかんないよ!」とイライラしながら聞いていたものですが、ある日私はふと、「息子は本当に、自分の気持ちが分からないのではないか?」と思うようになりました。

 

水族館が大好きなので、計画を立て、わざわざ遠方にある水族館に連れて行っても「楽しかった!」という言葉は一言も聞いたことがなく、目玉の場所は並ばないと見られない、など自分の思い通りにならないことに癇癪ばかり起こして、親たちは楽しさよりも疲労が残るばかりのお出かけ…。

 

楽しい、嬉しい、気持ちいい。美味しい、わくわくする、面白い。

そんな「気持ちを表す言葉」を殆ど使わない息子。

 

心理検査結果(wisc)での結果の通り、言語理解の数値が高く、語彙も年齢以上に豊富な息子が、なぜ自分の気持ちを口に出して表現することを惜しむのか…。

 

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そう思っていつも苛立っていた私ですが、「頭の中の語彙が豊富である」ことと、「その語彙を使って自分の気持ちを伝える」ことは全く別の能力なのかな、と考えるようになりました。

「自分の気持ちを伝える力」というのは、「自分の気持ちを分析する力」なんですね。

 

「自分の気持ちが整理しきれないために」癇癪を起こすので、息子のような「癇癪を起こす」タイプの発達障害の子たちが自分の気持ちを伝える力を培うには、結構な時間をかけないと難しいのかな、と思いました。

 

そんなある日、何かの行事で願い事を短冊に書く、というものがありました。息子は後日持ち帰ってきた短冊を、「短冊燃やすと願い事叶うって、前にママが言ってたでしょ?だから今度キャンプに行った時に燃やすんだ」と言って、短冊を机の脇に置きました。

 

その短冊には、こう書いてありました。

「元にもどりますように」

 

思わず涙ぐんでしまいました。「サッカー選手になりたい」「新しいゲームがもらえますように」「アイドルに会う!」

みんな夢や欲しいものを子供らしく書いている中、息子はどんな気持ちでこの短冊を書いていたのでしょう。夢を叶えるよりも、欲しいものを手に入れるよりも、8歳の子供が何よりも渇望している望みが、「集中力があった、あの頃の自分を取り戻すこと」だなんて…。

 

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秋のキャンプ場で、太陽が落ちて一番星が一層輝くころ。短冊を親子3人で燃やしました。3人共、黙って燃えていく短冊を見つめていました。

 

天の川が、今までにないほど果てしなく遠く感じられた夜でした。

 

 

 

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「ストラテラ」を始める

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます。

 

 さて。自傷行為が激しくなり、息子には合わないのではないか、ということでエビリファイをやめた息子ですが。

 

 

病院の先生にもよると思いますが、「薬をやめる」ことについては、相応の理由がある限り、親の判断を批判されることはそれほどないのではないか、と思います。

私は病院の先生に「急にやめるのはダメ」って言われるかも…と思ってドキドキしていたのですが、そうではありませんでした。

 

命に係わる重大な病気とかではないので、よく考えたら当たり前なのかもしれませんね。親が子供に薬を与えるかどうかを判断するっていうのは。

 

それに発達障害は、血糖値とか白血球数のようなはっきりとした数値が出て「だからこの病気です」っていうものではないので、特に子供の場合は、薬を服用するか否かを親が最終決定を下す、というのは当然のことなのかもしれません。

 

まあそんなわけで。エビリファイをやめる、ということでお医者さんと話がつきました。

私の至らなさを責められるかも、とビクビクしていたため、薬をやめることがあっさりと決まったときは本当にホッとしました。前日の夜も、上手くエビリファイをやめられるかどうか不安で一睡もできなかったので、肩の力がふっと抜けた気がしましたね。

 

子供のことで、いつも頭を下げたり謝ったりしてばかりの毎日なので、落ち着いて考えればお医者さんが私を責めることはないはずなのですが、どんなことがあっても「責められる!」というマイナスな感情をつい持ってしまうんだなあ、ということにその時気が付きました。

 

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きっと息子もそうなのでしょうね。心が辛くて、どうしていいか分からないから「癇癪」という行動になってしまうのに、その「癇癪」が責められる…。

毎日、毎日「僕を責めないで」。小さな心はそんな悲鳴で押し潰されそうになっているんだろうな…。

そう思ったら、泣けてきました。泣けてきて、それと同時にとても愛しく思えて。まだえくぼのある小さな息子の手を、診察室の中でぎゅっ、と握りしめました。

 

「そうだなあ。じゃあエビリファイをやめて、これからどうしようか?」

これから、というのは次の薬はどうしようか、ということです。先生の問いかけに、息子はぽつりと言いました。

「前みたいに戻りたい…」

 

「前みたい」というのは、コンサータを服用していた時のことです。

魔法みたいにガンッ!と集中力が跳ね上がり、周りも驚くほどに全てをソツなくこなすことができた、あの頃。先生からも褒められ、クラスメイトに「やればできる男!」と称賛され、習い事も上々。毎日がスムーズに流れていたあの時間…。

 

「集中力さえあれば、僕だって出来るんだ!!」今までの自己否定感を真っさらにしてくれるほどの充実した日々に、息子は自信を取り戻していました。しかしそんな日々もつかの間。あっという間に消失してしまった、あの頃の自分に戻りたい…。

 

お医者さんは少し考えていました。あの、劇的な集中力を与えてくれたコンサータ」は、自傷行為などの症状が出てきた場合、もう使用することができません。しかし、息子の話を聞いて「多分、期待はできないと思うけれども…」

と、コンサータと同じADHDの症状を改善する薬「ストラテラを処方してくれました。

 

 

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ママのリフレッシュ!

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます。>^_^<

 

今日はたまにはリフレッシュ!

 

 

● リフレッシュ!ヘッドスパ

 

 出産を期に出現した白髪。その後育児のストレスによって(加齢ではない。絶対ストレスだ!!( ̄^ ̄) ) 白髪はどんどん増えていき、月1で染めないと相当悲惨な人生を送っている女に見えるようになってしまいました。

いや、ある意味悲惨だけどね…( ̄▽ ̄;)

 

以前写真スタジオで息子の入学記念写真を撮ったときに、私のヘアをセットして下さった方が、「白髪をずっと染めていたらアレルギーになってしまったの。白髪染めはほどほどにしておくといいですよ」と教えてくれたことがありました。なので、本当は1ヶ月ももたないのですが、なるべく1ヶ月半位まで我慢してから美容院へ行くようにしています。

 

ところで、美容院の予約を取るにあたり、私的に大切なことが1つ。美容院の予約は、息子の時間割次第ということ。

授業や行事の予定を見ながら、「ここなら大丈夫!」という当たりをつけて、予約するのです。

 

短縮授業だから時間がない、とかいうものではありませんよ。前述したように、学校からの呼び出しがあるような息子です。学年交流がある「総合」などの授業、座っている時間の長いテストのある日、黙々と字を書かなければならない「習字」、戸外での調べ学習を要する「社会」などの授業がある日は、癇癪を起こして呼び出される可能性大なので、避けなければなりません。

国語や算数でも、皆と話し合いをして進める単元などはやはり可能性が上がります。

 

逆に手を動かす「図工」、好きな科目「理科」などは安心です。

美容院を予約するのは、この図工と理科が組み込まれている日にします。これで学校から電話で呼び出されるかも…、という不安はだいぶ減ります。

いやいや、大変ですね、癇癪持ちの子のママは( ̄▽ ̄;)

 

そんなわけで、1ヶ月半に一度行く美容院。ここで私は、毎回ちっちゃなご褒美を自分にプレゼントしています。

それは、「ヘッドスパ」。高価なものは1万円くらいしますが、私は千円でできる「炭酸ヘッドスパ」というオプションを毎回追加していただきます。

 

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炭酸の入ったムースみたいなのを頭皮に揉みこんでマッサージしてもらうものです。市販の炭酸水で自宅でもできるようですが、美容師さんの丁寧な頭皮マッサージがお目当てなので、自宅でやったことはありません。

 

私は普段、お風呂は息子と一緒です。旦那さんは帰りが遅いし、息子は一人でお風呂に入れません。(一人で、というのがとにかく嫌らしい)

なので毎回息子と一緒のバスタイムなのですが、ゆっくりと湯舟につかり、今日の学校でのお話をしながらシャンプー♪ …なんてことは全く出来ず、バタバタと息子の髪を洗い、

「身体くらいは自分で洗いなさい!」

「だってこの泡上手くでないんだもん!」

「それはシャワー出しっぱなしにしてるから、どんどん泡が流れてしまうんでしょ?シャワー止めてから洗ったら?」

「寒い!」

「え?お風呂で温まったでしょう?」

「だって✖✖✖…(と、言い訳がどんどん続く。しまいに癇癪どっかん)」

というような怒涛のバスタイムで(-"-) 。自分の髪を洗うのなんて、10秒?

 

美容院へ行くと、洗い流しが足りないから、フケみたいにシャンプーの余分な油分がタイルみたいに頭皮いっぱいに張り付いているそうです…。

そんなわけで、美容院ではオプション追加して頭皮の大掃除をしてもらいます。美容師さんはプロですからね、ちょっとの時間ですが超気持ちいい!!です。

暫しの癒しタイム…。

 

高級なエステサロンには行けませんが、こんなちょっとしたリフレッシュも、日々格闘する私たちママには必要なのではないかな、と思います。それでまた、明日から頑張れますもんね。

 

カフェでのドリップコーヒー、お花屋さんで買う1本のバラ。自分なりの小さな気分転換を見つけて、さあ、今年も乗り切っていきましょう!

2019年、スタートです。

 

 

シュタイナー教育?

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます>^_^<

 

今日はこんな話。

 

● シュタイナー教育ってなあに?

 

皆さんはシュタイナー教育って聞いたことあるでしょうか?発達障害のお子さんと、どう接すると上手くいくかをいつも手探りされている皆さんの中には、このシュタイナー教育をご存知の方も多いかと思います。

 

息子は赤ちゃんの頃から手がかかる子だったので、天才児や英語脳を夢見て「◯◯教育」なんて類いのものを探したりする余裕なんてありませんでした。なので、「シュタイナー教育」って言葉も、聞いたことはありましたが、詳しく調べたことはありませんでした。

 

そんなある日。ショッピングセンターでお水を飲むため休憩していると、隣のベンチでお話しているママさんたちの声が聞こえてきました。シュタイナー教育の話をしていたんですね。それでふと思いました。「あれ、シュタイナー教育って詳しくは何だっけ?」

 

そこで改めて調べてみました。

シュタイナー教育とは、ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーの考えを基にした教育方法です。彼の構築した人間学は、現在も医学や建築など、様々な分野で使われているそうです。

 

簡単に言うと、「チルチンびと」?

 

穏やかで刺激のない色を使った保育園、自然をたっぷり取り込んだ食事、自己治癒力を基盤にした風邪などの手当て、プラスチック製品ではなく、天然木や綿などの自然素材のおもちゃ…。

ナチュラルを中心とした生活を提唱しています。

 

無駄に怒らず、テレビやゲーム等刺激の強いものを遠ざけ、穏やかに優しく諭す育児。

 

ちょっと興味を持ったので、「シュタイナー教育」に関する本をいくつか読んでみたのですが、本に登場していた写真も素敵でした。

 

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壁も床も天然木の部屋に、淡いピンクのカーテン、手作りの天蚕、拾ってきた石や貝殻のおもちゃ。写真からも、緩やかな育児の様子が漂います。

 

まあでも残念な結果なので最初にお話してしまいますが、シュタイナー教育がその真髄を発揮させられるのは、概ね7歳までの子供だそうです。

息子、3年生。8歳。既にタイムアウト。(ーー;)

 

…ていうか、「発達障害」って成長していくごとに少しずつ「何か周りの子と違う??」ということに気付き始め、でも「男の子ってこんなもん?」とか「ちょっとヤンチャなだけで、そのうち落ち着くのかな?」なんて思いで暫く過ごし、多くは小学校に上がってかなりの時間経過したのち、先生からおずおずと「あのー、実は…」なんてカタチで「えーっ!まさか!」と発覚。

っていうパターンなおうち、結構多いかと。

なので大概、シュタイナー教育を始めるには時既に遅し。ちーん( ̄▽ ̄;)

 

でも、もしかして幼稚園児やそれ以下のお子さんを持ったママたちがこれを読んでいたとしたら、是非ちらりとでも「シュタイナー教育」関連の本を読んでみて下さい。

 シュタイナー教育の幼稚園に是非!とは言いませんが、刺激のない「なるほどー」と思う遊び方も載っていたりするので、ぱらぱら本をめくってみると、日々のヒントがあるかもしれません。

 

まあ息子はシュタイナー教育の幼稚園に行ってたとしてもあまり変化はなかったと思いますが。

ただ、考えさせられる概念があったので、書いておこうと思います。

 

シュタイナーは、「子供の免疫系は、病気と発熱という試練を乗り越えることで更に発達していく」と考えています。しかし、自我が抑圧されたり、化学物質や汚染物質にさらされたりすることで、アレルギーのような過剰反応を起こすこともある、としています。子供が触れるもの、口に入れるもの、目にするものは自然素材で刺激のないものを。そうすることで過剰反応を防ぎ、自我を伸びやかに育てることができる、のだそうです。

 

ふーむ、そうだよねー。なんて感心させられながら彼の理論を読んでいきました。

 

発達障害といってもその症状は100通りですし、日常の困った感の度合いも全く違います。息子のように困ったどころじゃない!!場合は論外ですが(笑)、どうにか幼稚園生活は送れているけど、ちょっと他の子とずれている…程度のお子さんなら、シュタイナー教育で穏やかに自我を伸ばしていくことは可能なのではないかなー、と思いました。

私的には、癇癪などのない女の子には、とても合っているような感覚を持ちました。

 

気になった方、是非シュタイナー教育、調べてみて下さいね。

 

  

エビリファイをやめる

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます。

 

今日は前回の続きです。

 

 

● エビリファイの服用を中止する

 

 

さて。減量、増量させながら服用していたエビリファイ。しかし、どんどん状況が悪化していきます。そしてある日、癇癪を起こし暴れる息子が、とうとう学校の物品を破損してしまいました。

 

尾崎豊の「卒業」(昔過ぎて分かる人、少ないかも(^_^;) ) のようなガラス窓破壊ではありませんが、癇癪を起こして先生に押さえつけられている時に、手近なものが当たって壊れてしまったそう。

 

壊そうとして壊した訳じゃないけど、実際破損してしまったモノを見て、息子はうわあーっっ!!とパニックを起こし、凄いことになっていたそうです。

学校からの電話で私が迎えに行った時には、息子は真っ赤に泣き腫らした目をして先生に肩を抱かれていました。

 

モノを壊したことが問題なのではありません。「モノを勢いで破損してしまうほど、自分でもセーブできない感情の急激な爆発力」が問題なのです。

どうにももならない自分自身に、息子はますます自己否定感を募らせ、自傷は更に勢いを増していきます。

 

このような、感情を爆発させる発達障害を持つ子供をよく見ている先生の一人が、エビリファイ、合わないんじゃないかなあ」と仰いました。

実は私も、そう思っていたのです。

 

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エビリファイは、不安定な心を安定させて、抑えがきかない感情の高ぶりを改善する、という効果を謳った薬です。

病院の先生でさえ、「こんな風な症状がエビリファイで出てくるってのは、聞いたことがないんだよあ」と首をかしげていました。

薬のせいではないと思うんだけど…。という感じで診察をされていたのですが。

 

…おかしい。

こんなに激情的な子ではなかったよね?穏やかで、戦闘的なものが嫌いで、本当に素直な子だった。

絶対、おかしい。

 

私には薬学や医学の知識はありません。でも、この子の親として、直感で思うのです。「この薬は、息子には合わない」と。

 

息子の担当のお医者さんが知る限り、エビリファイ自傷やパニックが深刻化した、という報告はないそうです。エビリファイは息子のような症状を持つ発達障害の子供によく処方される薬で、効果も高く認められているらしいです。

 

でも、私は思うのです。発達障害は100人いたら100通り。薬の効果も、ごく少数、合わない子がいてもおかしくないのではないかと。

 

絶対的なものって、この世界にどのくらい存在するのでしょう?お医者さんも、先生も。誰もこの子の将来を責任持ってくれるわけではありません。親である私達が、先の見えない道をどちらに行くか、決めていくしかないのです。

 

間違った道を選択するかもしれません。でも「先生がそう言ったからやったのに!」と、他人のせいにしてこの先嘆き続けるわけにはいかないのです。

私達はこの子達に親として「選ばれた」のですから。

 

学校で担任の先生や支援クラスの先生、学年の他クラスの先生や栄養士の先生(給食時間に癇癪を起こし、牛乳を壁に投げつけたりした時に支援に入ってくれたりします)…。たくさんの先生方と息子の話をしました。そして私と先生方全員の意見が一致したのです。

エビリファイは、やめた方がいい」と。

 

かくして、次の診察時。私は担当のお医者さんに「エビリファイはやはり息子には合っていないと思います」とお話し、エビリファイの服用をやめることにしたのでした。

 

 

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薬のせい??~エビリファイ

こんにちは!ココです。

来ていただいて、ありがとうございます。

 

前回に引き続き、エビリファイ服用の様子です。

  

● 自傷が増えるのは、薬のせいなの??

 

人形のような、異様な状態にびっくりして、エビリファイを1㎎から0.05gへと減量した息子。服用時間も、朝1錠飲んでいたのを、夜に服用することになりました。

 

エビリファイ抗精神病薬です。気持ちを落ち着かせるための薬で、これによって自傷行為も収まるのでは、とお医者さんも私も思っていました。

 

ところが。自傷行為は減るどころか、回数が増えていったのです。

1㎎では強すぎたために0.05gを処方されましたが、増えていく自傷行為に、1週間後お医者さんはもう少し増量した0.07gを処方してくれました。

0.05gでは気持ちを落ち着かせる効果が出ないようなので、増量、ということでした。

 

しかし…。

自傷行為はますます増え続けていきました。1週間に1回程度だったものが、3回に、そして毎日起こるようになったのです。

自傷行為自体の規模もどんどん大きくなっていきました。始めは担任の先生が「そんなことをしたら、先生は悲しくなるよ」

と言いながらぎゅっ、と抱きしめて落ち着かせてくれていたものが、抱かれる手を振りほどいて「うわあーーーっっ!!」

と張り裂けんばかりの声でわめき、手近にあるもので首を絞めながら叫びます。

「僕なんていなくなればいいんだ!死ねばいいんだ!死ね、死ね、死ね!!!」

 

もう担任の先生一人では抑えきれなくなり、隣のクラスの担任の先生、そのまた隣のクラスの担任の先生、と3人がかりで押さえつける状態となってしまいました。

 

 

低学年の子供と言えども、錯乱状態になっている時は物凄い力があります。目つきも下から睨み上げるようになり、牙をむきだしにして吠え続けます。その顔は「全く別人…」と先生も言う通り、親である私も「この子は誰なの…?」と思ってしまうほどの変貌ぶりです。

 

自傷行為は一日ごとにエスカレートしていき、とうとう女性の先生たちでは押さえつけることも困難になり、腕力のある男性の先生数人が駆けつけて、両手両足をはがい締めにして押さえ込むようにしないとダメになってしまいました。

 

息子の自傷行為が起きるたび、私は学校に電話で呼び出されました。頻繁に電話がくるので、いつ電話が鳴っても駆けつけられるようにするために、即座に出ることが難しい病院や美容院には行けなくなりました。

携帯電話を常に脇に置き、いつ来るか、いつ来るかと毎時間胸をざわつかせながら過ごしていました。

 

そして呼び出されて学校に行くと、息子はいつも先生たちに囲まれていました。私が学校へ行くまでの時間のうちに落ち着きを取り戻していることは多かったのですが、その後先生たちを交えて今回の様子を話したり、これからどういう風にしていこうか、ということを一緒に考えたりしました。

担任の先生や特別支援の先生、学校カウンセラーさん、教務の先生や教頭先生、校長先生に至るまで。たくさんの先生たちとお話しました。

学校で何度も涙を流し、どうしていいか、もう分かりませんでした。

先生たちも、私も、毎日毎日光のない洞窟を手探りで歩いているようでした。

 

あの頃は、朝起きては「ああ、また大変な一日が始まるのか」と泣き、学校から電話をもらっては泣き、学校で泣き、息子が帰ってくれば今日一日の話をして泣いていました。毎日がとても辛く、とても長く感じました。

 

 

でも、こうして記事を書いていて思うのです。本当に辛かったのは息子だったのに、と。

彼はやりたくて自分の首を絞めているのではないのです。病院の先生が代弁してくれた言葉を今でも思い出します。

「君は『死にたい』んじゃなくて、『死にたくなるほどツライ』んだよな?」

その言葉にゆっくりと頷いた息子。

それなのに私は、「どうしてなの?どうして上手くいかないの?こんなに頑張っているのに!」と嘆き、泣いてばかりでした。

 

私たちは怒涛のような毎日に、しばし真実を見失ってしまいます。それはあまりにも非日常的な衝撃ゆえ、仕方のないことなのかもしれません。

 

だからどうぞ、心が落ち着いたときに、寝ている子どもたちの手を握ってみて下さい。

その穏やかな寝顔は、赤ちゃんの頃と変わらないはず。

定型発達の子を持ったママたちよりも、はるかに長い子育てになりそうですが、それだけ、この子たちをハグする時間が私達にはたくさん与えらたのではないでしょうか。

いっぱい抱きしめて、いっぱい泣いて。この子たちと一緒に成長していきましょう。

 

私も明日からまた、頑張ります。

 

 

 

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